早いもので、小諸へ移住してきてから2回目の新年となりました。
昨年は環境にまだ慣れていなっかったためか、
新年早々インフルエンザになりひどい思いをしましたが、
今年は元気に、小諸市の健速神社にはじまり、
長野市の善光寺、上田市別所の北向観音と、
初詣をハシゴしました。
さて、昨年は回想するに、非常に忙しい年でした。
移住担当の地域おこし協力隊としては、担当業務も2年目となり慣れてきて、
空き家バンクの運営や、移住相談の質、移住イベントをより充実させようと、
欲がでたためか、人の間をずっと、
あっちへこっちへ、ぐるぐる走り回っていた感じです。
加えて加えて、個人でやっている料理の仕事があります。
ローカルの食材の良さを料理で伝えたい、
ということで、ケータリングや出張料理、イベント出店などを、
3年ほど前から活動している訳ですが、
活動を通してsnsなどで情報をアピールしていたのが功を奏してか、
昨年は依頼がグッと増えました。
夏は軽井沢でキッチンカーでの1か月間の出店、
イギリスに行って料理したり、
銀座NAGANOの3周年イベントのシェフをやったり、
またまた、
料理教室の講師や、レシピ提供という依頼もありました。
依頼されるのはとても嬉しいことです。
重ならない限り、すべて受けようというスタンスで過ごしてきました。
また、受けた仕事は、期待されているパフォーマンスに応えようと、
懸命にこなしてきました。
しかし、結果としては、
東京でお店で働いていたときよりも忙しいくらいの日々となり、
身体こそ壊さなかったものの、
毎日何かに追われているような、ギリギリの生活となってしまいました。
翻って、田舎や地方で暮らす意味はどこにあるのでしょうか。
心地よい自然環境や景観、暮らしの中で、
豊かな心をもって生活するこではないでしょうか。
昨年のような状態ですと、どうも豊かな心、余裕のある心は、
どうにも減っていく感じになってしまいます。
このままでは、せっかく依頼していただいている仕事のパフォーマンスも、
徐々に下がっていくに違いありません。
これは失礼なことですね。
新年となり、ひといきついたところで、さてと、切り替えていかねばなりません。
less is more
ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエが建築に対して使った言葉ですが、
「減らすことは、豊かさを生む」
といったような意味です。
これを、小諸で暮らす私のこれからの生活にあてはめ、
今年のテーマ、指針にしたいと思います。
今年も仕事はやはり多いでしょう。
減らす=断る、というよりも、
見極める、吟味する、整理する、計画する、
ことにもっと時間を使うようにしていきたいです。
緩急をつけていこうと思います。
今年はもっと、田舎やローカルの、
モノの豊かさ、よりもココロの豊かさを、
知り、享受し、表現していきたい!と思います。
(ブログの更新も昨年はなかなできませんでしたね。今年はもうすこし取り組む時間を作ろうと思います。)
皆様にとって、良い1年となることをお祈りしています。
from Komoro,Nagano